ジャンル把握のススメ 2022
アクション系
アクション移動、攻撃、ジャンプといった操作を楽しんでいくジャンルです。操作するプレイヤーの腕前の上達が体験の中心になります。 微妙に把握しづらいジャンルでもあります。「アドベンチャー」や「RPG」などの中に要素として含まれている場合があります。 ジャンルとしてのアクションなのかどうかは、キャラクターの成長の要素を見るといいかなと思います。 例えば、攻撃の種類を増やすことができたり回避能力を上げたりできる、というのはアクションの要素の1つです。片手剣で連続攻撃とか両手剣で大きく振り回すとか、武器の種類によって攻撃の仕方が変わる、というのもアクションです。ゲームを進めることで成長するのはキャラクターを操作するプレイヤーの腕前です。 ですが、力が強くなって与えるダメージが増えるとか体力が増えて防御力が増えるというふうに、キャラクターのステータスそのものが成長していくというのはRPGの要素になります。武器についても、攻撃の仕方が変わるというのではなく、より攻撃力の強い武器を手に入れて進めていくというのはRPGの要素になります。このRPGの要素が強くなるとアクションではないと感じてしまうこともあります。 これをイメージするには「NieR: Automata」がいいかと思います。ジャンルの把握としては「アクションRPG(時々シューティング)」になると思います。 アクションRPGと表現される場合、メインのジャンルはRPGで、そのなかにアクションの要素があるという感じになります。ニーアは "バトルの部分がアクションなRPG(時々シューティング)" です。そのため、アクションに自信があるプレイヤーは、強い武器を手に入れたりキャラクターがある程度まで成長したりすると「簡単すぎる」と感じることになります。 アクションRPGの場合、プレイ体験はアクションではなくRPGになると思います。 「アクション○○」となっていたらメインのジャンルは○○の部分、「○○アクション」となっていたらメインのジャンルはアクション、という感じで考えると、プレイしてからがっかりしてしまうことも(ある程度)防げるかなと思います。 プレイ映像や他のプレイヤーの体験などを確認するのもいいかと思います。
ジャンプアクション「スーパーマリオ」「A Hat in Time」などのジャンプを駆使して進めていくゲームです。 フィールドだけでなくバトルもジャンプの要素がメインとなっているイメージです。 2Dか3Dかに関係なく使える表現です。 「プラットフォーム」のイメージを含んでいます。
プラットフォーム / platformer2D横スクロールなゲームのイメージです。 「スーパーマリオ」や「Celeste」などのジャンプが重要なゲームに対して使われますが、2D横スクロールのゲーム(特にドット絵のもの)は大抵プラットフォームと表現されている気がします。そのため、プラットフォームと表記されていても、実際のゲームプレイの映像を見て判断したほうがいいかもしれないです。 海外のジャンル表記を日本で使うこともあります。そのうちの1つが「プラットフォーム」という表現です。どうしてプラットフォームなのかということは分かりません。 「A Hat in Time」などは「3Dプラットフォーム」と表現されます。これは「スパーマリオ64」「バンジョーとカズーイの大冒険」のような3Dのジャンプアクションに対して使われます。 Steamストアなどで、ジャンプアクションではないゲームに対して "プラットフォームが難しい" といった表現が使われることがあります。これは、例えば「アクションアドベンチャー」などの探索の要素に、足場を飛び移るといったジャンプアクションの要素を含んでいる場合に使われます。 ジャンプアクションではないゲームでも、特にタグ付けなどでジャンプアクションやプラットフォームという表現が使われることがあるので、ジャンプアクションなのかどうかをゲームの説明や映像などで確認したほうがいいかもしれないです。
「Door Kickers: Action Squad」や「Katana ZERO」のようにアクションなのか「タクティクス」なのか区別がつかないようなゲームもあります。そういったゲームについては、敵の配置や動きに再現性があるかどうかを基準にすることはできますが、プレイヤーによってアクションと感じるかタクティクスと感じるかは違ってくると思います。