聖剣伝説3
- スーパーファミコン
- 1995年9月30日
聖剣伝説3はバトルが特徴的で、FFのアクティブタイムバトルをアクション風にした感じのプレイ感です。これは聖剣伝説2でも同じだったのですが、聖剣伝説3ではこの感じがより強くなっています。アクションRPGのイメージがあるかもしれませんが、操作方法が独特なコマンドバトルだというくらいのイメージでプレイするほうがいいかもしれません。 また、聖剣伝説3に限らず当時のゲームはだいたいそうなんですが、ゲームプレイについて微妙な分かりにくさがあります。説明書を熟読して進めていくことはできますが、攻略情報を見て理解を深めたほうが良い感じです。そのため、ある程度のネタバレは気にせずに攻略を楽しむといったプレイスタイルが向いていると思います。
ゲームプレイですが、とりあえずクリアするだけならプレイ時間は20~30時間ほどだと思いますが、キャラ選択や育成などを楽しむと80時間くらいになるかもしれません。 6人のうちの誰を主人公にするかで終盤のダンジョンやボスが違います。また、仲間を誰にするかでイベントの細かい部分が変わってきます。さらにクラスチェンジなどのキャラ育成があり、そしてキャラ育成がバトルの攻略に影響します。それらは途中で変更することはできないので、クリアしたら別のキャラクターを選んで育成を考えてクリアしてを繰り返すという、本当にゲームとして楽しむという感覚です。
とにかく攻略するという感覚が大事かなと思います。クラスの特徴を調べ、クラスチェンジに必要なアイテムを調べ、落とす敵を調べ、最強装備の入手方法を調べる。そういう楽しみ方、特に終盤で何度もセーブしてリセットして目当てのアイテムを手に入れるといった "ゲームしてる感" を楽しめるかどうかは凄く重要だと思います。 当時は知り合いとの情報交換であったり攻略本をそばに置いてのプレイでしたが、今の時代であればスマホでサクッと調べることができるので情報収集に手間はかからないと思います。
聖剣伝説3に限らず当時のゲームはゲームプレイについて微妙な分かりにくさがあり、まず説明書を読むということがゲームプレイの中に含まれているような感覚でした。聖剣伝説3はさらに攻略情報ありきなくらいの感じでもありました。 今の時代はゲーム内でチュートリアルがあったり、説明書なんか読まなくても問題なく楽しめるように作られているゲームも多いです。そういった感覚で聖剣伝説3のようなゲームをプレイすると、下手したら意味の分からないゲームだと感じる可能性もあります。 説明書がボロボロになるまで読み込んで、攻略本の説明やイラストで想像を膨らませワクワクする。聖剣伝説3は、そういった時代の、そういった人たちが楽しんだゲームなんだと思います。
2020年4月24日に聖剣伝説3のリメイク「聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ」が発売されます。「聖剣伝説2 シークレット オブ マナ」はオリジナルとほとんど同じプレイ体験でしたが、公開されている映像を見る限りは、バトルでのアクション要素など今の時代に合わせたゲームであるように見えます。 果たして4月24日は、不遇の魔法使いアンジェラが輝く日となるのでしょうか。というか輝かせて。デュラン、アンジェラ、シャルロットの聖剣2再現パーティーしたいです。