Assassin's Creed III
- PlayStation 3/Xbox 360
- 2008年1月31日/2007年11月29日
自分の場合、アサシンクリードをアクションアドベンチャーとして楽しんでいます。そして3つに分けて考えています。 A: II、ユニティ、シンジケート B: I、III、オリジンズ C: IV、ローグ A は大きな街を駆け回る体験です。市場や公園を走り回り、どこまで登るのかというくらい高い建物に登り街を眺めます。 B は自然を駆け回り街を行き来する体験です。人ごみを抜け郊外の畑を通り、自然を堪能し次の街を目指します。 C は体験としては B に近いのですが海が中心になります。
シリーズの中で一番楽しめたのはどれかと聞かれたら「Assassin's Creed II」シリーズと答えます。でも、一番好きなのはどれかと聞かれたら「Assassin's Creed III」と答えます。 IIは面白いです。アサシンクリードに興味を持っている人に「楽しいよ」と言えます。でも、IIIは「自分は楽しめたかな」としか言えません。楽しめる人は楽しめるよねという感じです。
アサシンクリードをアクションアドベンチャーとして楽しんだ場合、IIIの街と自然を行き来する体験は本当に夢中になれました。IIやシンジケートと比べれば街は凄く小さいです。でも、街を出て小道を通り木々の間を抜けて次の街に着くという体験は、アクションアドベンチャーやオープンワールドなゲームをプレイするとどうしても探索メインのプレイになってしまうという悩みを抱える自分のようなプレイヤーに向いています。 ウキウキしながら走り回っていると動物が逃げていくのが目に入ってきます。「我慢だ、ストーリー進めよう」とそれを無視して進むわけですが、それが3回目くらいになると辛抱できずに、結局は追いかけて森の中を駆け回ることになります。すると岩場の上で雄の鹿が角をぶつけ合っているのを目撃してしまいます。「何をしているんだろう」と木に登って眺めます。それに飽きてさらに奥に進むと渓流にたどり着きます。そして最強の敵である熊に出会います。何とか勝利を収めて素材を手に入れる頃には、自分がどこにいるのかも分からなくなっています。でもそれは些細な問題です。いや問題ですらありません。むしろそれこそが自分のプレイスタイル。この調子だとプレイ時間80時間を超えるだろうという予感。 アサシンクリードIIIはアサシンクリードでありながら、冒険者として過ごしたい自分の欲求を隠さず悩まず素直に貫くことを受け入れてくれるゲームです。飽きたらアサシンに戻ればいいだけです。「それってアサシンクリードじゃなくてもいいんじゃね?」という疑問など思い浮かぶはずがありません。
2018年10月5日に「Assassin's Creed Odyssey」が発売されます。これをアクションアドベンチャーとして楽しむ場合、どのタイプなのかが重要です。公開されている映像などを見る限りはオリジンズに近い体験になる気がします。しかしその前にオリジンズをクリアしなければなりません。少しずつプレイして半年くらいになるのですがマップの開放具合を見る限りは1/3くらいしか進んでいません。しかしプレイ時間は50時間を越えています。2019年はアサシンクリードの新作は発売されないという話ですが、オリジンズを2018年のうちにクリアできないかもしれない自分には全く問題のない話になってしまいました。