Battle Chasers: Nightwar
ゲームの説明
Steam版のアップデート v.23288 以前の情報です。PS4版とSwitch版は未確認です。 Steam版とGOG版は、発売後のアップデートにより経験値の入手やアビリティの効果などが何度か調整されています。スキルやアビリティによっては調整ではなく効果そのものが変わってしまったものもあります。 日本版は、これまでのアップデートが適用されている状態で発売されていると思うので、バトルの感じ(難易度など)が少し違っている可能性があります。
シンボルエンカウントにターン制バトルのRPGで、素材によるアイテム生産の要素があります。ダンジョンはクリアするたびに部屋などの配置が変ります。 キャラクターは固有で、育成はゲーム側の設定に従うことになります。 付け外しが自由なスキル、装備によるステータスアップ、そして難易度を選べるダンジョン。バトルに関しては、この3つが重要な要素になります。 クリアまでのプレイ時間は40時間くらいだと思います。じっくりとプレイすれば60時間くらいになるかもしれません。
クリア後に「ニューゲーム+」という難易度の高いモードでプレイできるようになります。このモードで開始するとキャラクターはレベル1からになり装備とアイテムは全て失いますが、覚えた攻撃やスキルなどは全て引き継ぎます。 ニューゲーム+は新しいセーブデータではなくクリアしたセーブデータに上書きするので注意が必要です。
**************************************** 難易度に関する情報が書いてありますが古いです(v.23288以前)。 アップデートの v.23636(2018年1月23日)により経験値の入手などが調整されたようです。 相手に対して同じ程度のレベルを保ってプレイすると海外のRPGの感覚になります。しっかりと仕組みやルールを把握して、装備の強化やスキルの組み合わせを考え、一戦一戦に没入して楽めます。ただし、相手からのデバフが強烈であったり大ダメージ連発を受けるなどストレスを感じることもあります。 相手に対して+3程度のレベル差を保ってプレイするとJRPGっぽい感覚になります。いわゆるヌルゲーになるのですが、細かいことを考えずに特殊な大技を楽しみサクサクとアイテムを生産して進めるなど、気持ちよくバトルをこなすことができます。装備集めや強化などにもよりますが、最終的に1万ダメージを超える攻撃もあります。 終盤になると、ザコ戦を避けずに進めれば自然と適正レベルになります。そのため、装備の強化などを楽しんでいるとヌルくなってくるので、サクっとクリアしてニューゲーム+で2周目を始めるのもいいかなと思います。 ゲーム進行による難易度のイメージ
基本はダンジョン探索で、レベルや装備に不安があるならダンジョンに潜ってキャラクターを強化することになります。 ダンジョン挑戦するときに難易度を選び、高い難易度ほど宝箱で手に入るアイテムやクリア時の報酬は良くなります。 フィールドにも敵やアイテム生産用の素材が配置されていて拠点となる町もあるので、単純に移動のためというものにはならないようになっています。
キャラクターは自分で作成して職業を決めたり細かいステータスの割り振りをするとかではありません。 覚える攻撃やスキルもキャラクターごとに決まっているのでプレイヤーが選ぶことはできません。 それでもキャラクターの特徴には違いがあるため、ある程度は職業や役割を意識してバトルをこなすことになります。
攻撃やスキルなどは "アタックパワーが3.75%アップ" など細かい特徴や数字が明示されていて海外のRPGという感じがします。ですが、海外のRPGに見られる "防御力が上がるけど行動速度が落ちる" といったデメリットは全くなくて、キャラクターにとってプラスになる性能が基本となっています。 バフとデバフも細かく設定が明示されています。バフとデバフは複数回重ねることができるものもあり「スタック」と呼ばれます。出血で1ターンごとに32ダメージの場合、2スタックなら1ターンで64のダメージになります。5スタックだと160で結構なダメージです。
攻撃によるダメージに関しては相手とのレベル差による補正があるみたいです。そのため、攻撃力や防御力を上げても、キャラクターのレベルに対して相手のレベルが高い場合は理不尽なバトルになる可能性があります。レベル差が-3程度あると複数相手のバトルはかなり厳しいです。逆にレベル差が+3程度あるとサクサク倒せます。 また、ステータスには "魔力" がなくて、回復量やダメージシールドの強さも攻撃力で決まります。そのため "攻撃力軽視な防御重視" にしてしまうと逆に防御面が弱くなってしまうこともあります。
攻撃の種類は、無制限に使える通常攻撃の「アクション」、MPが必要な「アビリティ」、特殊ゲージを溜めて発動させる大技「バースト」があります。 アクションは即時発動、アビリティは発動までに時間がかかります。バーストは即時発動で必要なゲージ量は3段階あります。ゲージは行動するたびに増えていきます。 バーストという仕組みは凄くJRPGっぽいなと感じます。下手すると難易度やバトルへの没入感が崩壊してしまう可能性があるのですが、ゲーム中盤くらいまでは一発逆転というよりは選択肢の一つという感じになっていて、行動順や戦況によっては非常に有利になります。装備の強化などが進んでいる終盤くらいになるとレベル崩壊な性能になります。
スキルはダンジョンの探索中に使える「ダンジョンスキル」とバトル中に効果があるパッシブスキルの「ボーナススキル」があります。 ダンジョンスキルは "薄い壁を壊すことができる" とか "戦闘前に使用すると防御力アップ状態で開始" などがあり使用できる回数が決まっています。 ボーナススキルは1人につき2種類のタイプを覚えていき、付け外しは自由です。セットするにはポイントが必要になり、効果の高いスキルほど必要なポイントは多くなります。限られたポイントを割り振って必要なスキルをセットすることになりますが、レベルアップやアイテムの使用によってポイントを増やすことができます。 この付け外し自由なスキルという仕組みもJRPGっぽいかなと思います。
キャラクター育成に関してはプレイヤーが決めることはできませんが、ボーナススキルの付け外しにより攻撃重視か防御重視かなどが可能です。 このスキルの仕組みがあるので、かなり自由に戦い方を変更することができます。 ダンジョンを盾役と回復役で慎重に始めたあとで、「これは大丈夫だな」と思えたらすぐにスキルを変更して攻撃役x2・回復役x1にして進めるという感じです。 パーティーメンバーを変えなくてもスキルを変えることで戦い方を変えることができます。
バトルはターン制ですが、行動順や回数などはキャラクターの行動で変ります。アビリティは発動までの時間が設定されているため、次の攻撃に回復が間に合わないという状況も起こります。 ある程度まで行動順が表示されているので予想をして行動することになります。
バトルの大きな特徴として、「ビースト大百科」でバトル中でも相手の情報を確認できる、というものがあります。 同じ相手と何度か戦うとアビリティの特徴などが詳しく載ります。それを移動中だけでなくバトル中でも確認できるという仕組みです。これが凄く便利です。 デバフがやっかいであったり一撃のダメージが大きかったりする相手の場合、対応の優先順位は非常に高いのですが、それらを確認しながら行動を選べます。 キーボードならTabキー、箱コン系ゲームパッドならStartかYでバトル中にビースト大百科を見ることができます。
倒した敵は再出現します。ダンジョンならクリア後、フィールドならダンジョンクリア後か宿屋に泊まったときです。 パーティのレベルに対して敵のレベルが低すぎると経験値は入手できませんが生産用の素材とお金は入手できます。 クエストなどの対象を除きザコもボスも素材も再出現するので、ある程度はレベル上げとか装備集めなどの稼ぎもできます。
装備にはステータスをアップさせる効果が付いています。装備の組み合わせによりステータスは大きく変わります。 アップデートのv.23288までは装備可能なキャラクターのレベルが設定されていて、強い装備ほど高いレベルが必要だったのですが、v.23636(2018年1月23日)でキャラクターのレベルに関係なく装備できるようになりました。 敵のレベルに対してキャラクターのレベルが適正であれば装備によるステータスアップは効果が高いので、レベルが十分なのに苦戦することもある場合は、装備の変更や魔法による強化での対応も選択肢の一つになります。逆に、敵のレベルに対してキャラクターのレベルが低い場合は装備の強化だけでは厳しいです。 キャラクターのレベルと同じレベルくらいの装備を基本として物足りないところは魔法による強化をする、そういう感じで進めるとバトルでのストレスも減るかなと思います。
アイテムの生産は単純な作成のほかに、上位性能のアイテム作成と魔法による強化があります。素材を多くつぎ込めばより良いものを作成できる仕組みです。 作成できるアイテムの性能についてはハッキリと決まっているので運による要素は成功率だけですが、成功率も素材の量で上げることができます(100%にできる)。
ゲームの進行は1本道です。手っ取り早く正面突破で進むか、迂回して安全に進むかっていう選択などはできません。ストーリーの中で迂回するって話になればプレイヤーはそれに従うことになります。 ストーリーとは関係ない討伐依頼などのクエストは発生します。また、シンプルな釣りゲームやアリーナという闘技場もあります。
移動はDivinity: Original Sin 並にモッサリしています。バトルのキャラクターのモーションもモッサリしているため、全体的に遅く感じます。
アップデートの v.23636 によりキャラクターステータスのステータス名が表示されないという不具合が発生していました。日本語、中国語、韓国語の表示にすると発生していたようですが、アップデートの v.24034(2018年9月19日)で修正されました。
ボーナススキルの「攻撃力○○%アップ」などは有効にするタイミングでステータスの数値が変ってしまうという不具合がありましたが、アップデートの v.23636 で修正されました。 不具合の内容は、装備変更でステータスを上げてからスキルを有効にするか、スキルを有効にしてから装備変更でステータスを上げるかで変わるというものでした。正しいのは装備変更でステータスを上げてから有効にするほうで、ステータスを下げたときも同じです。これはv.23288までの不具合です。