ジャンル把握のススメ 2018
タクティクス

メインのジャンルではなく「ストラテジー」のなかに含まれるジャンルですが、タクティクスの要素を中心としたゲームもあるので別のページにしてあります。

タクティクス戦闘などでキャラクターをどう配置するか、どういう職業のキャラクターを配置するか、どういう順番で行動するか、そういったことをプレイヤーが判断して進めていく感じです。ターン制かリアルタイムかという違いがあります。 より良い配置、より良い職業の組み合わせといったことを常に考え、あるいは見つけていくことを楽しむ感じになり、それがプレイヤーの上達になります。 RPGとの違いが分かりにくいときもあります。「ファイナルファンタジータクティクス」などは、キャラクターの成長や強い装備の入手などにより、キャラクターの配置や職業などを深く考えずに楽しむことも可能です。この部分を見るとRPGのように見えます。タクティクスの要素とRPGの要素が同じくらいの重要さになっていると感じます。 また、「Divinity: Original Sin」などのRPGはバトルが非常にタクティカルで、プレイ体験としてタクティクスだと感じる瞬間もあったりします。 そのためプレイヤーによってはタクティクスと感じたりRPGと感じたりするゲームというのもあると思います。

「ストラテジー」にはタクティクスの要素が含まれていることが多いので、ジャンルの表現としてはタクティクスをストラテジーとしても問題がないと思いますが、プレイ体験としてはタクティクスをストラテジーとすると誤解を与えるかもしれないです。 例えば、2016年に発売された「Shadow Tactics: Blades of the Shogun」はタクティクスです。5人のキャラクターを操作して潜入させるというゲームですが、これをストラテジーと表現した場合 "人材を確保して装備の強化や密偵などを行い潜入のサポートをさせることができる" といった要素があると勘違いさせてしまう可能性があります。Shadow Tactics はキャラクターを操作して潜入させるということがメインであり全てでもあるので、体験としてはタクティクスになると思います。 気になるゲームが、公式サイトや Steam などのサイトでストラテジーと設定されている場合は、ストラテジーなのかタクティクスなのかを、念のためゲーム映像などで確認するといいかなと思います。